放課後、東京で君と遊びたい

世の中には、多くの隠れた名作が存在します。

今回紹介する『東京放課後サモナーズ』は、そんな隠れた名作アプリの1つです。

 

累計ダウンロード数は僅か1万ほどのようですが、その面白さは他の人気アプリと比べても引けをとりません。

その実態はLGBT向けソーシャルゲーム。

どういう層を狙ったゲームかは、登場キャラクターを見てくれれば大体分かると思います。

 

主人公は男女含め5種類の容姿から選択可能。

最初に出会う味方キャラがぽっちゃり系の男の子。

さらに筋骨隆々の赤鬼と絆を結んだかと思えば、

眼鏡をかけた男子高校生に一目惚れされ、

ガタイのいい男子に手合わせを持ち掛けられ……。

男主人公ならゲイ向けゲー、女主人公ならちょっと変わった乙女ゲームとして楽しめます。

 

しかしそれは東京放課後サモナーズを表す1つの側面でしかありません。

このゲームは弱者に、敗者に、世間に認められないモノを抱えた人たちに、とても優しく語り掛けます。

 

とある思春期の少年は、些細なことを疑心暗鬼にとらえてしまい、世の中の全てを拒絶します。

とあるトナカイは、周りからいくら諭されても、頑なに自分自身がサンタになることを望みます。

 

主人公はそんな人々のしがらみを断ち切ります。

思春期の少年には、決して「たかがそんなことで」とか「大人になれ」とか、分かったような言葉を投げつけません。

最後まできちんと寄り添い、根気よく心を開いていきます。

 

サンタになりたいトナカイには、「向いてない」なんて言いません。

それは他でもない、トナカイ自身が一番よくわかっていることなのですから。

主人公はトナカイと一緒に、子供へとプレゼントを届けます。

 

この世界はその人がその人であることを決して否定しません。

手を変え品を変え、様々な人に語り掛けます。

自らの弱さや、どうしようもない部分を受け入れ、その上で顔を上げて生きていこうと。

 

東京放課後サモナーズには、基本無料のソーシャルゲームですが、

例にもれず課金要素が存在します。

10連で石を50個消費する転光石ガチャを引けば、愉快なキャラクター達とお目見えできます。

サメとか、犬とか、オオカミとか、白いライオンとか悪魔とか。

獣人などの人外もいれば、普通の人間も登場します。

……普通なのは見た目だけ、という場合が殆どですが。

 

運営から配られる無償の石を使えば、無課金者でもある程度キャラを揃えられますし、

ストーリーやイベントの攻略も可能です。

 

さらにこのゲームの特徴として、男性キャラクターはやたらと露出していることが多いです。

乳首が見えていたり股間の形がはっきりしていたり……。

他のゲームなら、こういった姓を感じさせる表現は女性が引き受けることが多いでしょう。

しかし東京放課後サモナーズは男が露出します。

ラッキースケベの相手もほとんど男です。

メインストーリーで男とキスできます。

 

……上記で散々「いいゲームですよ」と主張しておいてなんですが、

怖いもの見たさでプレイしてみるのもいいのではないでしょうか。

そのうえでこのゲームの優しさに気づいていただければ、幸いです。

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